日本人が購入する中国株のほとんどは、香港証券取引所に上場している銘柄がほとんどであると言うことは御存知でしょうか?経済成長著しい中国の株式投資は日本人のみらならず、多くの投資家から人気を集めていていると言っても良いでしょう。この中国株ですが、一口に言っても様々な種類があります。

大きく分けると、中国本土株と香港株の2つです。中国本土株とは、中国本土にある証券取引所で扱われている銘柄のことを指しており、上海と深センの2つの証券取引所があります。中国本土で取り扱われている株式は、さらにA株、B株と別れています。A株は原則として中国国内の投資家向けの株式であり、中国国内の優良企業が多く銘柄として取り扱われています。

対して、B株とは外国人投資家向けの株式となり、日本人が購入するのはこちらのB株になります。ただし、B株の取扱は上海、深センの両方の証券取引所の銘柄をあわせても100社あまりとなっており、とても数が少ない上にここ数年は新規上場もなくある意味では停滞した市場だとされています。対して、香港証券取引所に上場している銘柄は1000社を優に超えており、メインとして扱われているのが現状だと言えます。

香港証券取引所では、大型株が上場しているメインボード市場と新興の企業が多いGEM市場と別れていることが特徴であり、上場企業の形態別に3つの区分が別れていますが、いずれの銘柄でも日本から投資することが可能となっていますので、人気が集まっています。