中国株と国際分散投資で、のんびり資産運用しよう!
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2006年11月30日

ベトナム株で不安なことを整理してみる

ベトナム株に開眼してから、約3週間。
ベトナム株の魅力というか、有望さについては
大体、分かってきたつもり。

投資するつもりは、マンマンになってきている。

ただ、まるでお祭り騒ぎのように、
ベトナムのいいところばかりがクローズアップされ過ぎてて、
ひねくれ者の私には、それが逆に不安。

リスクというか懸念材料について、自分の中でハッキリとした
輪郭を持って把握できてないのは、マズイ。

・・・というわけで、何が不安なのかを、
自分の中で整理してみることにしました。

● どこまで信用できるのか?

で、何が不安かって、いちばん不安なのは、けっきょくのところ

分からないことが多すぎる

っていうことに尽きる気がしてきました。

言い換えれば、”何が起こってもおかしくない”。

私が読んだ本の中に、IPO手続きの最中に、IPOそのものをを取りやめてしまった会社の話が
チラリとありましたが、中止の理由が「そもそもIPOの条件をクリアしてなかったことが判明」

おいおい。
ちゃんと審査してから、許可しろよっていうツッコミを入れずにはいれない話。

この調子では、会社の決算情報とかも、どこまで信用していいのやら。
業績やPER/PBRなどの、投資の判断材料になるものは、あまりアテにならないのかも・・・・

まあ、このあたりの問題は、個別銘柄での投資でなく、ファンドで投資するなら
私たちが考える必要のないことなのかもしれませんが
投資判断の材料になるものを、あまりアテにはできない可能性があるっていうことは
そのぶん、運用する人の手腕が命運を握ることになるわけですから
そこんところの難しさは、分かっておく必要があるのかな~とも思いました。

● 不確定要素が多い

で、上記のこととかぶるのですが、ベトナムの株式市場は
まだまだ始まったばかりで、未熟。
法的な改正が、どんどん起こっているところ。

今のところ、海外の投資家が投資しやすくなる方向へ制度改革が進んでいるようなので
不都合が起こる方向への改正が起こることは考えにくいのかもしれませんが
それでも、将来、どういう不都合な規制がかかるかっていうことが予測できない。

ユナイテッドワールド証券のベトナム・ファンドのリスク説明にも
海外への投資についての一般的なリスクについて、ずらずらと書かれた最後に
”ベトナムへの投資特有のリスク”っていう項目がありました。

投資損益の本国送金を認めていますが、政治的経済的課題の変化のためにせよ、国家利益のためにせよ、財産の国有化、行政機関による没収、または外国通貨の本国送金についての規制が将来行われないという保証はありません。

ひ、ひどいっ(笑)

ベトナムドンは、現在ドルと、ほぼペッグされているような状態のようですが
これが、今後、どうなっていくのか分からないのも不安要素。

● 膨大な投資資金が入ってきても大丈夫なのか?

ベトナムの市場は小さいので、
海外の機関投資家などの大きな資金を受け入れるだけのキャパシティがあるのかってこと。

これについては、受け入れられるような規模にするべく
どんどん国営企業をIPOして、株式市場も整備していくのが国家的プロジェクトとして進められているし
これまで、ベトナムにいち早く投資してきた方たちは、大きな資金が入ってきたときに
株価が大きく上昇することを期待して、仕込んできてる部分もあるのではないかと思います。

ただ、いちばん最初に述べた不安要素があるから、
どうしても資金は、国家的な後押しが期待できる企業や、独占的な地位を占めてる企業といった
超安全パイなところへ集中すると思うんですよ。

そうなってくると、どんどん株価は吊り上げられていくので
一体、どのくらいまで織り込まれた株価なのかが、分かりづらくて、
これまた、判断がしづらくなるのかも・・・・・・

買い時、売り時の判断は、ファンドに投資するならば、私たちには関係ありませんが
判断が難しい環境であれば、投資対象の判断とともに
それだけ運用者の能力によるところが大きくなる、リスクっていうのは、
やっぱりあると思います。

● 中国に比べて、将来の成長期待はどうなのか?

アドバイスいただいたように、確かに中国よりは市場が小さいので
中国ほどの圧倒的な桁外れなパワーで経済が拡大するような気はしません。

外国企業の直接投資がさらに盛んになって、
海外からの居住者が増えれば、多少は違うかもしれませんが
それでも中国にはかなわない気がする・・・・

もちろん、日本みたいな小国でも世界第2位の経済大国にまでなったのですから
国内市場の規模だけでは計れないところはありますけれど。

あと、これは魅力のところに書くのを忘れましたが
中国は、すでにひとりっ子政策で、高齢化問題が囁かれ始めてますが
ベトナムの場合は、若い人が多いのがいいですね。

1960年ころの日本の人口構成に似ていて、半分以上が20歳未満
平均年齢が25歳だそうで、ピラミッド型の人口構成図です。
(参考:アイザワ証券日本人が知らなかったベトナム株

いちばん消費をする年代というのが30代後半から40代。
この年代の人口が多くなってきたころに、経済が非常に好調になり
それにともなって株価も本格的な上昇局面になる傾向があるそうなので
(参考書籍:投資の木の育て方
ベトナム株の成果が、本当に花開くのは20年後くらいなのかもしれませんが・・・


・・・とまあ、私の中の不安材料は、こんなところでしょうか。

改めて、振り返ってみると、中国株の不安材料とかぶるところが、かなり多いですね。
こんなところも、中国株に似てる・・・(;´Д`)

ただ、これらの不安要素も、ものは考えようで、
未成熟で不確定なところが多く、誰もが参入できる条件が整っていないからこそ
今のうちに仕込んでおけば、大きな成果を手に入れることができるという考え方もできる。

逆に、これを大きな魅力として捉えて前面に押し出しているのが
ベトナム株投資商品の切り口なんだと思います。

参考サイト:
ベトナム株のリスクについては、アジア株(KABU)さんのベトナム株コンテンツ
よくまとまっていて、参考になりました。(ベトナム株の注意点というところを見てください)

また、「日本人が知らなかったベトナム株」は、実際にベトナム株投資を現地で行った著者の
実体験に基づく話も多いため、ベトナム株市場の未成熟さや、ベトナムというお国柄事情などが
生々しく伝わってきて、これがまた、良かったです。

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投稿者 summersnow : 2006年11月30日 13:57

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コメント

ベトナムファンド魅力的ですね。私も申し込むタイミングとどこのものを買うか検討中ですが、さらっと見ると手数料が高い!あと、今週号のダイヤモンドを見てまた迷いだしている自分。いずれは買うだろうけど。


自分でベトナムまで行って、口座を開いて取引をするコストを考えれば、妥当な手数料にも見えてくる。後は、そのファンドが王道銘柄を買ってくれれば、すごいリターンになりえると思うんだけど。


石油銘柄、インフラ、繊維、不動産、後はいらない。これだけを分散してくれれば、手数料は安く感じるかも。でも上場していない銘柄の価格とか、そもそも健全な株式市場の運営をきちっとしてくれるのかとか。いつのまにか発行株式数が増えてますが私知らんよ-ということもあるかもしれんし。社会主義国の怖さもあるので、さすがに全力投球1点買いはできないですねぇ。とはいえ、魅力的な女性を前にして、いい女か性悪女かはデートしてみないとわからない。


ベトナムは、日本の企業、世界にとって脅威です。いや、日本の企業が進出しているのですが、高付加価値商品の製造もちらほら。中国の人民元は切り上がるし、人件費も上がっていることからベトナムは有利に思えてしまう。だけど、露骨に他の市場を荒らすと、必ずアメリカと中国からプレッシャーを受けることになります。


その時、ベトナムはどうするのか。中国とアメリカは巧妙ですからね。隙を見せるとのっとられてしまう。その時のベトナムの姿勢がどうでるかがカントリーリスクになるのかな。今回、さますのさんが紹介されていたベトナム株のサイト、とても参考になりましたよ。

投稿者 のん : 2006年12月02日 23:39

■のんさん
ファンドの手数料は高いんですよ、ほんとに。
もうイヤになるくらい。成功報酬なんてのもあるし。

でも、のんさんがおっしゃるように、私も
現地の証券会社の口座管理料とか、手続きのめんどーさを考えると
このくらいの手数料はしょうがないのかな・・・という気にもなってきました。
投資効率的には、非常によくないんですけどねえ。この手数料の高さは。
でも投資できないことにはリターンもないし・・・・とぐるぐる。

もちろん全力1点買いは、リスクが高すぎます。
以前、中国株へ感じたのと似たリスクが存在するし
のんさんご指摘のように、ベトナムは、中国よりも弱小国だから
ほんとうに脅威になったとき、アメリカや中国にどうされちゃうか・・
ここも懸念されるところではありますね。

やっぱり中国株を始めたときみたいに
お試しで、少しずつ~~っていうことになりそうな私です。

紹介したサイト、お役に立てたようで嬉しいです。(^^)

投稿者 さますの : 2006年12月03日 11:55

またまた、慎重派のnakamitiです。

ベトナム人口動態の問題ですが、ベトナム戦争が大きく影をおとしてます。
戦争後からドイモイまで、どっぷり共産主義的な社会で教育を受けた年代。
この層がリーダーシップをとる期間にはダイナミックな成長はないと、私は
個人的に思ってます。

経済政策は
外資に対しても、当初は合弁会社しか認めておらず、重要事項に関してはベトナム人ボードメンバーに拒否権があるような法律でした。今はOKになってますが。
外国資本にたいして、投資はして欲しいけど・・・・みたいな感じでしょうか。株式市場もなんか、そんな、慎重な感じをうけます。少しづつ様子をみながらと。

ベトナムへの直接投資が一番大きかったのは中華系(台湾)がしめていたと思います。(最新はチェックしてません)
ベトナムの町には中国製品が溢れてます。中国の発展と連携するようにベトナムも発展していくんじゃないかなあ。
ラオスやカンボジアなどの地域経済も関心があるところです。ベトナム商売人が進出してるので。

あと、ホーチミン市がベトナムの象徴として取り上げられることが多いですが、私が思うに中国に置ける香港みたいなものかと。
ベトナム人は北出身と南出身とでは仲悪いですし。ハノイはホーチミン市との競争意識があるはず。
首都ハノイを中心とした経済圏がどうなっていくか?が気になります。

貧しい地域が多いといわれる中部。など。中国と同じような問題を抱えてますね。

投稿者 叫化鶏/nakamiti : 2006年12月03日 12:53

■叫化鶏/nakamitiさん
いつも情報を、いつもありがとうございます。

>戦争後からドイモイまで、どっぷり共産主義的な社会で教育を受けた年代。
>この層がリーダーシップをとる期間にはダイナミックな成長はない
→う~ん。これは気付きませんでした。教育の問題は侮れません。
そうなると、やはりあと30年はダイナミックにはいかないという感じでしょうか。

>中国の発展と連携するようにベトナムも発展していくんじゃないかなあ。
→けっきょく中国がダメだと、周辺諸国は大きな影響を受けるんですよね。
ベトナムしかり、日本しかり。やっぱり大本命は中国なんだと思います。

叫化鶏さんのお話を伺うと、やはり、表面からは見えない懸念材料が
色々あるものだな~と思い知らされます。
投資するにしても、その点は覚悟のうえで投資しなければ・・・・ですね。


投稿者 さますの : 2006年12月04日 18:56

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