ファンド(投資信託)は、中国株投資で最も多く利用されている方法です。銘柄選びの手間も必要なく、簡単・手軽!初めて中国株投資を始める方にとっては、とっても強い味方です。でも、長所もあれば短所もあるのが世の常ですから、まずは投資信託の良い点や悪い点を整理しておきましょう。投資信託の特徴を理解して、上手に利用してくださいね♪
※中国株へ投資する他の方法とも比較・検討したい場合には、まずは”
中国株を買うにはどうすればいいの?”をご覧ください。
投資信託(ファンド)の強味と弱点
|
ETFとも共通する点 |
ファンド独特の特徴 |
| ファンドの強味 |
・銘柄選びで悩む必要がない。
・少額でじゅうぶんな分散投資も可能。
・A株への投資もできる。 |
・最低購入金額が1万円から。
・分配金の再投資がしやすい。
・わざわざ香港株の口座を開く必要がない。
・円建ての取引なので分かりやすい。 |
| ファンドの弱点 |
・自分の目的に合ったポートフォリオを自由に組むことはできない。 |
・手数料(特に信託手数料)が割高なことが多い。 |
※あくまでも、一般的な傾向をまとめたものです。例外もあります。
銘柄選びの必要がない
長所の裏返しが短所でもあるので、銘柄選びの手間が省ける反面、自由にポートフォリオを組むことができないのは仕方がありませんね。でも、初めて中国株へ投資する人にとっては、見慣れない銘柄を相手に”どれを買うか?”と考えるのは、かなり手間の折れる作業。ましてや、投資の経験が浅い人にとってはなおさらです。
銘柄選びに時間や手間をかけたくない、銘柄選びに自信がないという人は、ファンドやETFから始めてみるのもいいと思います。
1万円からの投資で分散投資が可能
また、最低必要金額が1万円からというのも大きな利点です。個別銘柄の場合、数銘柄に投資しようと思った場合、銘柄にもよりますが、数十万円は必要になるケースが多いでしょう。でも、中国株にそこまで資金を投入できない、1度にそんな大金を投資するのは怖いという方のほうが多数派だと思います。
そんなときは無理をせず、ファンドやETFを利用して、少しずつ投資していくのがいいですよね。特に、1万円か2万円を積み立てて投資したいという方は、ファンドでの投資がおススメです。
再投資がしやすいので、複利効果もばっちり。
ファンドの場合、分配金の再投資を自動でしてくれるファンドを選べば、自動的に分配金でファンドの買い付けを行ってくれます。再投資により、複利効果を最大限に生かすことができますので、これは大きな強味です。逆に、再投資しないで、定期的に年金がわりに分配金を受け取りたいという方は、分配金受取コースがあるファンドを選べばいいわけです。(※参考記事→「分配金受取」「分配金再投資」の違いは?)
もちろん、ETFや個別銘柄での投資でも、配当金で新たなETFや株を購入することによって再投資は可能です。でも配当金で購入するには、最低購入金額が大きいため、ある程度のまとまった資金で運用している人以外は、ちょっと難しいんですよね・・・。配当金を貯めておくとか、いろいろ方法は考えられると思うのですが、面倒なことは確かで、ついそのままになってしまうことも多いです。(←自分の体験から^^;ハンセイ)
長期の投資では、信託手数料の高さが問題。
投資信託の場合、最大の欠点は手数料、その中でも特に信託手数料の高さが問題になります。外国株、それも新興国の投資信託の場合、どうしても割高になってしまう傾向があるんですよね。特に信託手数料は、儲かろうが損をしようが関係なく、毎年しっかり徴収されます。短期での投資ではあまり問題になりませんが、長期で投資しようと思っている場合には、ボディブローのようにじわじわと効いて、投資効率を下げる大きな原因となり、けっこーバカにできません。
投資信託の中には、高い手数料を払うにもかかわらず、インデックス(指数)とほぼ同じ程度(または、それ以下)の成績しか出せないものもありますので、そのような投資信託を選ぶくらいならば、ETFを利用することを考えたほうがいいでしょう。
投資信託(ファンド)は、こんな人におススメ
ここで、投資信託(ファンド)を選ぶべき人と、ファンドが向かない人とをまとめておきましょう。
こんな人は、投資信託がいいかも:
・銘柄選びに自信がない(または、手間をかけたくない)。なおかつ、用意できる資金が少ない(目安としては5万円以下)。
・1度に多額のお金を中国株に投資するのが怖い。少しずつ積み立てたい。
・用意できる資金が少ないが(5万円以下)、多くの銘柄に分散して投資したい。
・分配金の再投資を自動でやって欲しい。
・円を香港ドルに変換するのが嫌だ。中国株の口座を開くのが面倒だ。
こんな人は投資信託やETFに向いてません:
・投資信託の成績がふるわなくても、信託手数料を徴収されることに納得できない人
・自分の思うようにポートフォリオを組んで運用したい人
・集中投資をしたい人、もしくは分散するとしても10銘柄前後に抑えたい人
※中国株のファンドの選び方に特化した内容ではありませんが、以下の書籍も参考になりますので、ファンドでの投資をお考えの方は一読されてみるとよいと思います。
・投資信託にだまされるな!?本当に正しい投信の使い方
・投資信託選びでいちばん知りたいこと