中国株の魅力と投資先として有望な理由〜人民元高〜
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4.将来、さらなる人民元の切り上げが予想されている。

 2005年7月に、それまでの実質的な固定相場制から、通貨バスケット制に基づく変動相場制が採用され、実質2.1%の人民元の切り上げが実施されました。しかし実際の相場は、1日に上下0.3%(2007年に0.5 %へ拡大)以内の変動に抑えられているため、変動相場とは名ばかりと言われています。人民元の完全自由化への流れは、国際的な趨勢であり、それに逆らい続けることは困難であると予想されているため、さらなる切り上げが期待されています。


 経済が強くなっていく国の通貨は強くなりますので、現在の中国の躍進を見れば、人民元高が進んでいくという期待へも納得できるとものがあると思いますが、中国の場合、どうやら理由はそれだけではないようです。


 それは、中国は過去に人民元をムリヤリに引き下げてしまったという経緯があるからです。


 1980年ごろは、1人民元=2ドル前後だったのですが、中国は経済不況を脱するため、輸出競争力をつけようとして、人民元を勝手に引き下げてしまったそうです(参考元:戸松信博氏のセミナー)。完全に固定相場制になったのは1994年ですから、それまでは変動相場制の影響があったにせよ(それでも、人為的操作があったように思える動きをしているように見えます →参考資料 P5)、強制的に40%以上は切り下がっていることは間違いありません。一体、なんでそんなムチャが許されてのか・・・・うーん、謎です。。。


 人民元のバスケット制による変動相場制への以降により、2005年7月以降も変動幅内で少しずつ上昇をしていますが、2007年10月時点で、1USD=7.5人民元程度となっています。でも、それでも10%程度の切り上げですから、かつての強制切り下げとその後の中国経済の好調ぶりから考えれば、まだまだ人民元高が進むという期待はもっともなのではないでしょうか。


 実際には、現在、外国人が購入できる中国株は、HK$またはUS$での購入になるため、人民元の切り上げによって、直接的な恩恵を受けるわけではありません。でも、中国企業の資産価値が人民元であるため、切り上げにより、その企業価値が上がり、株価も上昇すると考えられているわけです。(また、現在USドルと連動するようになっているHKドルは、人民元と連動するようになるのでは?という推測もあります。)


 さて、人民元は一体、どのくらいが適正レベルなのでしょうか?


 通貨の力を計る指標として有名なビッグマック指数によれば、人民元はあと2倍くらい高くなっても許容範囲とか。もちろん、これはあくまでもひとつの目安ですので、実際にはもっと高くてもいいのかもしれないし、もっと安いのかもしれません。


  実質為替レートで考えると、すでにいいところまで来ているという話もありますが、これも中国の最近の高い物価上昇の影響を考えると、また変わってくるでしょう(2006年以前の物価上昇率は、中国の経済成長率に比べると、低めにうまくコントロールされていただけかもしれません)。また一方で、ゴールドマン・サックスのレポート(2003年時点)によれば、中国の為替は、2050年までに3倍近くまで上昇するとの予測もあります。


 このように通貨の適正値を計るのは、なかなか一筋縄ではいかないところで、専門家の間でも意見が分かれるところなのですが、過去に勝手に切り下げられてしまった経緯や、現在の中国経済成長の勢いを見るかぎりでは、やはり安すぎると言われても仕方がないのかな・・・とは思います。

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参考書籍:いちばん買いたい!!中国株いちばん賢い中国株中国株の新しい常識35日本株より儲かる中国株大成功ノート、戸松信博氏のセミナーなど。BRICsの成長を夢見て(ゴールドマン・サックス)

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