中国株の株価動向に影響を与える要因は色々あります。代表的なものだけでも知っておくと、株価の動きを理解するための参考になると思います。
なお、ここで取り上げた要因がもたらす結果については、短中期的なものが中心です。長期投資派で、短中期の株価の動きを気にする必要がない方は、これらの要因について、細かいチェックはいりません。長期投資の場合は、もっと大きな視点から、中国経済の先行きをイメージするようにしたほうがよいと思います。
ただし、5ヵ年計画や共産党大会(5年に1度)は、その後の中国経済の方向性に大きく影響しますので、長期投資派の方も、そこは見ておくといいかもしれませんね。
また、ここで取り上げる要因による影響は、現実の株価の動きと、1対1で対応した動きになるわけではなく、さまざまな要因が絡み合って綱引きした結果、どちらに動くかが決まります。そのときどきの影響力の大きさがものを言いますので、あくまでも「傾向」と考えてくださいね。
株価に影響を与える4つの要因
一般的に、株価に影響を与える4つの要因として、
@企業業績 A金利 B需給関係 C市場心理があります。これらの綱引きで株価が決まるということで、3つ以上の項目がが上昇へ働くようになれば、株価が上昇すると言われています。
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株価上昇 |
株価下落 |
| @ 企業業績 |
好調・改善 |
低調・悪化 |
| A 金利 |
低下 |
上昇 |
| B 需給関係 |
需要↑or供給↓ |
需要↓or供給↑ |
| C 市場心理 |
好調・改善 |
低調・悪化 |
企業業績には、景気、金利、政策など様々なものが影響を与えますが、為替や原油価格、原材料価格なども大きく影響します。
一般的には、原油や原材料高は企業収益を圧迫する傾向があるのでマイナス要因となります(業種にもよります)。
金利は、中国本土市場の場合は、中国人民銀行が発表する金利が影響します。一方、香港市場の場合、基本的には、香港の金利は米国の金利と連動するため、米国の金利が大きく影響します。
需給関係は、株を買いたい人と、市場の株式流通量のバランスになります。買いたい人に比べて、売りたい人が多いか少ないかも影響しますが、
流通量そのものが問題になりますので、大型IPOが続いたり増資があったりすると、需要に比べて供給量が増加し、株価下落の要因となります。
非流通株のロックアップ解除が懸念されるのも、市場の株式流通量が多くなり、この需給関係が悪化する恐れがあるからです。もちろん、流通量が増えても、株を買いたい人のほうが多ければ、株価は上昇しますので、あくまでも両者のバランスによって決まります。
これは中国株に限った法則ではありませんが、基本中の基本ですので、押さえておきましょう。さらに、中国株の場合、
香港市場と本土市場では、株価に影響を与える要因には大きな違いがあること、中国株独特の要因があることも知っておく必要があります。この点については、次のページで、もっと詳しく見ていきましょう!
なお、「
中国本土市場と香港市場の違いについて」をお読みでない方は、まず先にそちらをご覧くださいね。