初めての中国株の銘柄選び。初心者の方向けに、ポイントを紹介
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 はじめての銘柄選び

 初心者は、やめておこう 

  
 将来の大化けを狙って、割安に放置されている銘柄を買いたいという気持ちもあるでしょうが、中国株初心者や資金に余裕がない方の場合は、以下のような銘柄は避けておいたほうが無難だと思います。

 まずは、ST銘柄。これは、絶対やめておきましょう。最近は、中国株関連書籍でも、あえてリスクを承知で、大穴銘柄やどかんと大化けを狙うこれを薦めている本も出始めましたが、そういった本でも、ST銘柄だけは薦めていません。


 ST銘柄とは、簡単に言えば、「上場廃止の可能性がある、投資リスクの高い」銘柄のことです。


 具体的には、
 ・1株あたり純資産(BPS)が株式の額面を下回る場合
 ・公認会計士が直近1会計年度の財務報告について、意見差控または不適正意見の監査報告を出した場合、などのものです。


 2年連続で赤字を計上した後、3年目にさらに赤字となれば上場一時停止、またその6カ月後の中間決算で黒字化しなければ上場廃止となります。


 これに加え、中国本土市場で、新たに「*ST」制度が導入されました。これは直近2年度で連続して赤字を計上している企業などに適用され、STよりさらに上場廃止の危険性が高い銘柄を指します。最悪の場合、2カ月後に「上場一時停止」とされる可能性があります!

 また、出来高が極端に少ない銘柄も避けたほうが無難です。これは、取引が成立しない可能性があるため、「売りたくても、売れない」という状況になることがあるからです。

 さらに、初心者や資金に余裕がない人の場合は、P株も、あまりお勧めできないと思っています。


 P株というのは、私営企業のことです。国有企業が多い中国銘柄の中では、少々異質なために、このように区分されて呼ばれることがあります。


 P株は私営企業ですので、政府がバックアップについている企業に比べて、後ろ盾が弱く、脆いという懸念があります。また、粉飾決算疑惑により、取引停止後上場廃止となった「欧亜農業」、一時取引停止になってしまった「超現代農業(0682)」、未だに取引停止のままである(2004年9月現在)「ワーサンガス(8035),「遠東生物製薬科技(0399)」など、最近P株でイタイ目にあってしまうケースが続出しています。


 もちろん全てのP株が危険というわけではありません。むしろ、私営企業のほうが、国有企業よりも、もともと不利な立場だけに、経営に対する危機感も強く、経営努力を怠らないでしょうから、将来大きく成長する可能性もあります。


 ただ現時点では、初心者や資金に余裕がない人が、あえて投資対象として選ぶには、難しい銘柄であるのは確かだと思います。

 同様な意味で、GEM銘柄も、初心者にはあまりお勧めできないと思います。


 GEM市場は「Growth Enterprise Market」の略で、成長企業用市場です。中小型成長株を対象としており、株主数や売上高などの一定の基準を満たせば利益を出していなくても上場できる市場です。米国のナスダック(NASDAQ)に相当する市場といってもいいでしょう。


 ITやバイオなどの業種が多く、将来大きく成長する百倍銘柄企業が存在している可能性は高い市場です。ただし、業績が不安定な企業や基盤が弱い企業もありますので、慎重な吟味が必要になってきます。


 また情報も少ないため、初心者には、難しいという一面もあります。中国株投資の最初にこれを買うのは、そういう意味でもリスクが高いのではないでしょうか。


 以上、初心者にはお勧めできない銘柄について述べてきました。ただし、これは私の考えであって、もちろん絶対的なものではないことを付け加えておきます。このような手を出しづらい銘柄にこそ、ど〜んと成長する銘柄も存在すると思いますので、そのような銘柄で投資したい方には、当てはまらない考えです。でも、これから中国株を始める方には、「こういうリスクもあるんだよ。」という意味で、お節介を承知で書いてみました。


 ST銘柄については、万人が納得される話だと思いますが、P株・GEM株については、そのようなコンセンサスが得られているわけではありません。あくまでも、「初心者には難しい」と私が考えているだけです。


 中国株を始めた後、中国株についての情報が増えてきた段階で、将来の宝石の原石を見つけたいと思ったときには、非常に有望な銘柄が隠れている可能性の高い市場ですので、そのときは、それらの銘柄を検討してもよいかと思います。
 

銘柄選びに必携のデータ本中国企業や業界を知るための本も参考にしてくださいね♪

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Last Up Date 2006/08
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